2007年04月07日

世界フィギュアスケート選手権大会2007東京を観戦2

前回の記事の続き。

23日は女子SPが前半と後半に分けられ、間にアイスダンスのFDが入るスケジュール。女子SPはどこから見るか迷ったが、結局通勤時間帯の電車に乗り、2番滑走の人の途中から観戦。

席は21日とは異なり、B席でもかなり後ろのほうで、ほぼ天井に近いところ。掲示板などではそんなに遠くないという意見も見かけたが、やはり遠すぎるといわざるをえない感じ。まあ、マンションの7階あたりから地上を見ているくらいの高さだし、しょうがないか。場内の巨大スクリーンも天井からの釣りモノのせいで一部さえぎられてしまった。リンク全体を見わたせるのである意味新鮮だったが。スピンなどのときは双眼鏡で見るようにしていた。そのせいで前のめりの姿勢になってしまったせいか、後ろの人にクレームをもらってしまった。双眼鏡を持って見ようとすると、どうしてもひじをひざの上の乗せるような感じになってしまっていたし、書類をひざの上に乗せていたりもしたのでそういう風になったんだろう。それ以降は座席の背に背中を付けていた。今後観戦する場合は、もっと前の席にすべきだと思った。

anti-shio.jpg選手の演技の前に、とある応援バナーについて書いておく。実況がうるさいフジテレビの某アナウンサーについてだが、「沈黙は金」と書いてあった。
さすがに最初に出てくる選手たちはジャンプに苦労しており、なかなか点が伸びない演技が続いた。13番滑走のAnastasia GIMAZETDINOVAがようやくノーミスの演技をし、49.99という得点を出す。場内ラジオではFPに進むのに50点くらい必要などといっていたが、ほぼそれに近い点数をだした。(個人的にはボーダーは45点くらいだと思っていた。有力選手で2ミスだとこれくらいの点数になる。)

第4グループのウォームアップのときに、シットスピンがとても低い選手がいたので気になっていたが、それは19番滑走のAna Cecilia CANTUというメキシコの選手で、演技の最後に見せた低いシットスピンではかなりの拍手をもらっていた。

女子SP前半が終わり、アイスダンスFDが始まる。これもペアFPと同様に日本で試合を観る機会は少ないということもあって楽しみにしていた。場内FMの評判がよかったので、アイスダンスに関しては演技中も聞いていた。(最終グループ以外は)。アイスダンスはスポーツ競技で順位を争うということを考えないで見ている分には楽しいのだが、演技を見てもそれぞれの組の差を説明できないという感じだった。序盤から良い演技をする選手が続出していた。後で分かったが、序盤に出てきた選手は世界ジュニアにも出場していた組が多かったようだ。クラシックのアレンジモノを使う選手が多かった。

この試合で引退となる渡辺/木戸組は、去年荒川静香がトリノのSPで使った幻想即興曲のアレンジでの演技。ノーミスでよい演技だった。最後ということもあり、FMの解説の方に促されたこともあってスタンディングオベーションした。。

最後から2組はGPシリーズやユーロなどでも見たことのあるメンツが出てきた。逆リフトで有名なイタリアのファイエラ/スカリ組は、ユーロでパイルドライバーをやらかしたせいでISUから非公式の逆リフト自粛要請があったとの場内FMの解説の方の話のとおり、逆リフトはなかった。カナダのヴァーチュー / モエ組はクラシック系ワルツという感じですごいきれいな演技。解説の人がだまって見ていた。アメリカのデービス / ホワイト組はだったん人の踊りの曲で、シンクロナイズドツイズルのスピードがすごかった。

優勝争いとなる最終グループの5組が出てきて、盛り上がってくる。カナダのデュブレイユ / ローゾン組は難しいリフトも入ったパーフェクトな演技。個人的に気に入っているアメリカのベルビン / アゴスト組はアメリの演技。ツイズルでベルビンがミスしてしまい、優勝がなくなるどころかメダルもあやしくなった。演技で見えない壁(鏡?)に向かって手のひらを出すところがあったが、男性と女性の手の間に意外と距離があると感じた。

フランスのデロベル / ションフェルダー組はスパイのような感じでピストルを持ったり、撃たれたりということを表現しており、常に動きまわるような感じで女性が男性の股の間を潜り抜けたりするなどおもしろいプログラムだった。パーフェクトな演技をしたこともあり、ベルビン組より上にいくかと思ったが、微妙に届かず。その後、ブルガリアのデンコワ / スタビスキー組はロミオとジュリエットの演技でやはり難しいリフトも含めてパーフェクトな内容。トップにたった。最後のロシアのドムニナ / シャバリン組はだったん人のプログラムでよい内容だったが、点数は意外と伸びなかった。

続いて、女子SPの後半。女子はGPシリーズでも下位グループが放送されることが多かったためか、知っている選手がすぐに出てくる。カナダのミラ・リャンはLzをアウトエッジで飛ぶことで気にしていたが、やはりLzはすごかった。イタリアのマルケイは良い演技をしたと思ったが、最後のスピンを終わってポーズをとる直前に転倒してしまうというありえない感じに。スローでコーチが頭を抱える場面が映し出されると場内は笑いに包まれた。

第6グループに入り、ユーロを勝ったにもかかわらず世界ランキングの関係で最終の2グループに入れなかったコストナーが出てくる。最初の3F-3Tできれいなジャンプを決めると、その後もノーミスのすばらしい演技。パッフェルベルのカノンでの演技だったが、サーキュラーステップあたりから手拍子がおきてしまったのが残念だった。(後で知ったが、ジョージ・ウィンストンの演奏らしい)。65点くらいと思っていたが、67点台が出てびっくりする。

エストニアのグレボアは3T-3Tを決めるも、他でミスしてしまう。(この選手はジュニアとの掛け持ち)。グルジアのゲデバニシュヴィリは3-3持ちなので注目していたが、最初の3Lzで転倒、さらにコンビネーションの1つ目が2Fになってしまい、2F-3Tとなってしまった。ビールマンスピンは良かった。ロシアのマルティノワはOtonalを使った演技でジャンプをパーフェクトに決めた。

いよいよ最後の2グループに入り、男子SPのときと同様に盛り上がってくる展開となった。アイスダンスの頃には空席も目立っていたが、このころには満席となり、男子トイレも行列していた。カナダのロシェットはストレートラインステップの途中で転倒してしまい、点数も50点に届かず意外な結果に。前年度覇者のマイズナーは3-3を決めてノーミスだったが、64.67という点数となる。コストナーの演技と比較するとまあこんな点数かと思った。

その後、Yu-Na Kimの演技ではロクサーヌで3F-3Tをきれいに決め、その後のイナバウワーからの2Aもきれいに決めるパーフェクトな内容だった。(現地で見たときはジャンプはきれいだとは思ったものの、コストナーのほうがすごかったと思っていたが、後でテレビで見たらとてもきれいなジャンプだと思った。)。観客の中にはスタンディングオベーションの人もいるような感じであり、68〜69点くらい出て日本選手に対してプレッシャーになるかなぁ、と思っていたら、71.95というとんでもない点数が出て逆にあきれてしまう。

第7グループ後半、セベスチェンは完璧な演技で本人もガッツポーズ。ただ、コンビネーションは3-2ということもあり、60点には届かない。その後、日本代表1番手として中野が出てくる。最初のコンビネーションがちょっとあやしかったが、その他はパーフェクトであり、ドーナツスピンもとてもきれいで感動する演技だった。スタンディングオベーションをした。62〜63くらいは行くかと思ったが、60.62と意外と伸びないと感じた。

最終グループに入り、安藤、浅田真央が出てくる。やはり浅田真央への応援が多い感じ。安藤は3Lz-3Lo、3F、2Aを決め、ビールマンスピンがなかったのが気になったがパーフェクトな内容。ストレートラインステップに入る前の表情も印象的であり、トリノからの復活ということや、この大会までに受けてきたであろうプレーシャーなども考え、感動する演技だった。この演技にもスタンディングオベーションをした。Yu-Na Kimと比較しても69〜70くらいは出てくると思ったが、67.98とちょっと調子抜けする点数。

その後、浅田真央が出てきた。演技前に応援する掛け声が多く、集中を乱すのでやめて欲しいと思っていた。最初の3Lzは決めたが、その後のコンビネーションの2ndジャンプがすっぽ抜けて3F-1Loになるという信じられないミスとなり、場内からため息が。その後は粘って良い演技だったが、ショートプログラムのコンビネーションでは3-2以上を飛ばないとGOE-3なことを考えると、もっとも減点が大きなところでミスをしてしまったということで得点が心配だった。ノーミスなら70点と考え、3Loの抜けとGOE-3と考えて61〜62点と考えていたが、61.32という点数が出て、なんとかFPは最終グループに入れそうな順位につけた。

浅田真央の演技の後には花や人形(ぷ〜さんのめちゃくちゃでかい人形もあった)などがかなり投げ込まれていたこともあり、次にすべるエミリー・ヒューズが落ちているゴミを拾ってリンクサイド席のアメリカ応援団へ渡しているのはちょっとかわいそうだった。エミリー・ヒューズはカルメンのボヘミアの歌を使っていて、自分のお気に入りなので楽しみにしていた。ノーミスの演技であり、順位が気になったが、浅田真央と中野の間の点数となり、最終グループ入りするとともに、中野が最終グループに入りそびれた。

この時点で浅田真央のが終わったこともあったのか、すでに帰り始めている人が多かったのは気になったが、まあ、電車も混んだりするし、人それぞれで事情があるから仕方がないと思った。最後のソコロワの演技はほぼノーミスの内容であり、今シーズンは不調だったこともあったのか、本人は満足した様子だった。

Yu-Na Kimの得点の高さはかなり気になったが、後でプロトコルを見ると、ジャンプでGOE+2がかなり出ていたのが分かった。まあ、最終結果はアレだったのでもうどうでもいいが、ちょっと点数が高すぎたのは気になった。

24、25日分のTV観戦分も書こうとしたが、長くなってしまったので別エントリに。
posted by mako at 20:00| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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