2009年04月04日

「ザ・チョイス」を読んだ

ザ・チョイス - 複雑さに惑わされるな! (エリヤフ・ゴールドラット 著)を読んだ。

「ザ・ゴール」で有名になったTOC(Theory Of Constraints:制約理論)に関する本のシリーズの最新作。

著者と実の娘との会話で話しが進む形となっている。このシリーズを読むのは数年ぶりであったが、「ザ・ゴール」を読んで感心した記憶がよみがえってきた。「ザ・ゴール」を読んでいないとこの本を理解するのは難しいのでは、と感じた。

以下、うまくまとまっていないけど、自分が個人的に気になった記述を個人メモとして残しておく。うまく実践するのは難しいものだけど、前提を変えることでものごとが劇的に変わる事例がいくつも紹介されていることから、自分の人生にも適用していきたいと感じた。

TOCを個人の人生に。
小売に適用した例。
アパレルの例(シーズン最初に需要予測を立てて製品をすべて作り、早期に売り切れても補充されず、売れ残ったらアウトレットで処分するという従来の方法を、正確に立てることのできない需要予測をやめて製品を最初にすべて作らずに、売り切れたものは追加発注を受けてすぐに小売店に届けることにより、在庫や売り場の棚についてのスループットを改善し、劇的に利益を上げた。)

3つの障害があり、それに対する考え方が重要
- ものごとはそもそもシンプルである。調和がとれている。
- すべての対立は解消できる
- 人を責める傾向が妨げになる。(大企業と下請業者の例。Win-Win。)

妥協はよくない。人間は慢性的な問題を押さえ込もうとする。根本的な対立をそのままにして小さな問題を解決しても効果は小さい。根本的な問題を探し、解決していく。

取り除くべき前提を探し出す。相手のWinが通常考えられるものの他に何かないかを考える。

パン屋への配送回数を増やしたことにより、需要・供給が関連して上昇した例。(答えは書いていないが、経済学の需要と供給の法則の常識とは異なり、需要と供給は独立変数でありながら、相互に強く依存しあっていることになる。)

新しいソリューションを見つけた時は、それが回りにどんな影響を及ぼすのか、あらゆる可能性をチェックしないといけない。でないと、何か重要なことを見落としてしまう危険性がある。

明晰に考えることができるようになるには訓練が必要。循環ロジック(トートロジー)に陥らないようにする。本当の原因が確認できなくなる。思考の範囲を広げて別のものに注意を向け、別の結果を見つけ、想定したある結果の原因についての確度を高くすることができる。練習の方法として、身近な事柄すべてを対象に、気になることについてすぐにその原因と結果を考えるようにする。別の結果を思いついたら、それが実際に存在しているかどうか確認する。

人を中傷するような仮説を立ててしまい、それを無効とする結果を無視してしまうことがあるので注意が必要。人がどれだけ不注意に他人の名誉を傷つけているか。

何かものごとがうまくいかないことについて、根本的な原因は一つ。その根本的な原因は、受け入れることのできる妥協を持てない対立である。

原因と結果。ある要因について、別の結果が生じていることを考えてみる。

コンフォートゾーンを広げる。コンフォートゾーンの外の範囲にも影響を及ぼしていく。

仮説を立てるにも、結果を予想するにも、前提を見つけ出すにも、直感が必要。直感は感情から生まれる。感心がないことについては、直感は湧きようがない。人間は、感情、直感、ロジックという三本柱。
ある事柄についてロジックを使って理解を深めたり、根本的な対立を取り除いて状況を著しく改善したりした場合、その事柄に関して人の感情は強まっていく。

ポイント
1. 人は善良である。
2. 対立はすべて取り除く必要がある。
3. どんなに複雑に見える状況も、実は極めてシンプルである。
4. どんな状況でも著しく改善することができる。限界なんてない。
5. どんな人でも充実した人生を達成することができる。
6. 常にWin-Winのソリューションがある。

経験豊富な楽観主義者 ⇒ 実践的先見者

裏返して考えると、他人に責任を押し付けない。環境のせいにしない。自分自身の人生なんだから、自分ですべて責任を持たなければならない。そうすることで、有意義な人生を送ることができる。愚痴をこぼしたり、不平不満を言ったりする愉しみとはおさらばする必要がある。

(あとがきより) 意義のある人生をおくる。全体最適。

posted by mako at 13:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(ビジネス本・その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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