2009年03月21日

「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」を読んだ

会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール(福沢恵子、勝間和代 著)を読んだ。

ビジネスの世界でのリアル・ルールを女性や若い人向けに説明した本。元は、「ビジネス・ゲーム」という翻訳書らしく、勝間さんもかなり参考になったということで推奨していた本だったが、廃刊した後の復刊が困難な状況から、日本向けにアレンジして自分たちで書いてしまった、という経緯らしい。(最近文庫として復刊している。)

15のリアル・ルールが紹介されている。マスメディアとか一般向けに最近言われている事柄に対し、リアル・ルールを示し、その考え方や事例などを示している。個人的には、一部はあやしいと感じた部分もあったが、概ね同意できる内容であり、これまでの社会人経験からなんとなく感じていたことがうまくまとめられていて、非常に実践的であり、非常に参考になった。



No.一般的なルールリアル・ルール所感・補足など
1出世のために仕事をするべきではなく、やりがいが重要組織で働く以上、出世をしなければやりがいも生まれない。同意できる内容。出世することによって、高い権限や責任が生じるが、よりやりがいのある仕事ができる。
2まじめで有能であれば、周りから認められ、評価される。自分で有能だと思っていても、周りから見て有能とは限らない。これもそのとおりですね。与えられた仕事に対して、期待値を20〜30%程度超える結果を出し続けることをアドバイスとしている。上司との相性についても述べられている。
3社内政治には関わらないほうがよい社内政治は仕事をスムーズに進めるための情報交換のシステムとして利用する。これも内容は理解できるが、うまく実践していくのは意外と難しい。「社内政治」とか「派閥」とかいうキーワードだと印象が悪いが、リアル・ルールのような考え方で自分も情報を出しながらうまく利用していけばいいんだな、と。
4仕事は中身が重要であり、お金にこだわるべきではない。働きに見合った報酬を要求しないとなめられる。これもそのとおり、という内容。転職活動をしていたときに複数社で比較していると、自分をどうやって高く売るか、という視点も自然と身についたと思う。社会全体で見た場合は、働きに見合った報酬を要求してこなかった結果が、サービス残業の蔓延とも言えると思う。
5仕事の場で群れるのは慎むべき企業では一匹狼よりもチームワークのとれる人が求められる。仕事の内容にもよるんだろうけど、そのとおりだと思う。本書では、群れることを嫌うのは、評価されることへの恐怖心があるから、だそうな。
6上司からよくほめられるのは、評価が高い証拠である。上司のほめ言葉は下心ありのリップサービスの可能性あり。そのとおりですね。部下をほめて雑用を押し付けるのは常套手段ですし。承認要求の強いタイプは、リップサービスに弱いそうなので、自分も注意しないといけないと思う。アサーティブ(攻撃的にも防御的にもならず、うまく自分を表現すること)に断る技術が必要とのこと。
7本音とタテマエを使い分けてはならないたとえ正論であっても、本音を言って相手を否定してはならない。これも同意できます。ただ、最近はだいぶ抑えられるようになってきたけど、自分は本音を言って相手を否定することもあるので、今後とも気をつけないといけないと思う。本書では、会議などでは自分の正しさをアピールするためではなく、会社の利益に貢献するために発言すべき、とあります。
8人を攻撃してはいけない。攻撃されたら反撃する。これも事実だと思うけど、うまく実践するのは難しい。直接攻撃された人に対して反撃するのではなく、周囲を見方につけて冷静に頭脳的に反撃するのが必要とのこと。他には、日頃から攻撃材料を与えるような行動を慎み、見方を増やしておき、攻撃されたら最優先で反撃する(緊急の仕事があっても、攻撃されている(戦争状態である)限り仕事がうまく進められなくなってしまうため。)、とのこと。
9人から嫌われてはいけない誰からも嫌われないでいることなどありえない。これもそのとおりですね。ケミストリーが合わないだけと考える。
10残業もいとわず、たくさん仕事をする人のほうが評価される。時間数ではなくて成果が評価の対象となる。これは、理想論ではそうなんだけど、成果をちゃんと測定する仕組みというのをどう構築するのか、というのが実社会での大きな課題であり、この本ではそういう視点が全く欠けている。ちゃんと評価されるんであれば、ホワイトカラー・エグゼンプションもいいと思うけど、現状でこれを導入すると、単にできる人にさらに仕事を押し付けるだけの制度にしかならないよなぁ。
11上司の機嫌をとるよりも仕事の内容で勝負すべきゴマすりに見えるような行為・習慣も、仕事を協調して効率よく進めるためには必要これもその通りだけど、あまり仕事につながりそうにないことに長時間拘束されたくないですよね。職場での少しくらいの雑談でお互いの気分がよくなることで仕事環境を快適にする、というのはよいと思いますが。
12失敗して叱られることがあってはいけない叱られたときこそ、成長のチャンスとなる。これもそのとおりで、小さな失敗を元に学んでいくことで、大きな失敗を防ぐという説明も同意。「失敗学」をうたった本も出ている世の中だし、だいぶ認知されていると思う。叱り方で上司を評価する、という記述もあり、人でなく行為を叱る、次につながるアドバイスを含めた叱り方をする、いっしょに失敗の分析をする、というのがよい上司とのこと。感情的になるやつはダメです。
13仕事とプライベートはきっちり分けるべきだ仕事もプライベートも充実すると、きっちり分けるという意識が消える。これは、きっちり分けたくても分けれないですよね。意識が消えている状態になっているということなんだろう。ワーク・ライフ・バランスでなく、ワーク・ライフ・ハーモニー、とのこと。
14(産休・育休の話なので省略)--
15ルールはいかなるときも守らなくてはならない。ルールにこだわらない。ゲームに勝つためには、ただまじめにプレイするだけではなく、反則ぎりぎりの運用も必要、とのこと。全くもって同意します。スポーツの世界でもそうですよね。
posted by mako at 18:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(ビジネス本・その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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