2008年03月30日

「初めてでもわかる! システム開発発注入門」を読んだ

初めてでもわかる! システム開発発注入門 (川端篤史 著)を読んだ

システム開発を発注する側の立場からの入門書。こういった本は意外とないので、存在価値は高い。内容も著者の会社の宣伝に近い部分はあるものの、初心者向けとして十分考慮されていると感じた。

内容としては、システム開発業界の説明(ゼネコン的な業界構造、問題点含む)、発注先の選択、見積もりの取り方、契約、開発中の対応、運用といったことを説明している。

自分は受注して開発する方の立場で仕事をしていたが、確かにこの本で指摘されているように、知識のない人が発注するのは大変なことであり、また価格感といったところでものすごくケチな発注者も多いと感じていたが、これも価格が不透明な業界側に問題があるのだろう。この本では費用対効果で考えることの重要性を説明している。

ちなみに、著者は株式会社プロヴィデンスの代表取締役であり、自身がシステム開発の発注で苦労した経験を生かしてシステム開発会社を立ち上げており、システム開発ドットコムというサイトにて発注する人向けに情報発信をしている。
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2008年03月29日

「キャリアの常識の嘘」を読んだ

キャリアの常識の嘘 (金井壽宏、高橋俊介 著)を読んだ。

キャリアについて常識と考えられている20項目について、2人の著者が考え方を示すといった内容。世間一般で常識と考えられていることについても逆の見方をしていたりと、キャリアに関する考え方を広げるための参考となる内容だった。

以前読んだ高橋俊介氏の他の著書とも重複する内容もあったが、キャリアは計画してデザインすることができるようなものではなく、ある程度の方向性を考える程度にしておく、とかいう内容はためになると思う。キャリアとお金の関係といった項目もある。

それにしても、キャリアについて考えることは難しいことだと感じた。明確な答えがあるというわけでもないし、人生一度きりで年齢も重ねてしまうわけだし。こういった本を読んでその内容に共感できたとしても、それをすべて実践することはできないわけで、とても悩ましいテーマだと思う。
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「転職面接必勝法」を読んだ

転職面接必勝法(細井智彦 著)を読んだ。

いわゆる転職マニュアル本のようなものとは一線を画した内容。リクルートエージェントでのエージェントとしての経験をもとに、実践的な内容となっていて、非常に役に立つ内容だった。

特に参考になった部分を以下にメモしておく。骨太の転職ストーリーとか、面接官が自己PRをさせる理由といったことは非常に参考になった。あとは場数を踏んでいけば面接慣れすることができるし、よい結果に結びつくことができると思う。

  • 企業が求める即戦力とは、いまどんな経験や知識を持っているかではなく、これまでの学習意欲や学習姿勢、および実行力である。
  • 転職活動とは自分を商品とした営業活動である。
  • 転職では一貫性が重要。転職理由、志望理由、自己PRという三種の神器について一貫性のある転職ストーリーを作ることが必要。
  • 不採用理由としていろいろなことが本の中でも挙げられているが、やる気が感じられないというのが第一位だそう。主体性があることをアピールする必要がある。
  • 面接官も素人である。最初の5分で応募者に対するある程度の仮説ができてしまい、残りの時間はその検証となってしまう傾向にある。
  • 転職理由について、現状の不満をそのまま述べず、それが解消された後の姿を想像する。
  • 転職のための自己分析は、入社したい会社の企業研究とセットになるべき。転職することによってどう変化するのか、転職先の事業内容についての5W1Hの明確化、求人票の内容からのプロファイリングの3つのポイントが重要。
  • 志望理由については、Can, Will, Cultureを意識する。できること、やりたいこと、企業の文化。Willが志望理由になる。自己PRはCanに始まりWillに終わる。
  • 細かな想定問答を頭に叩き込むのではなく、骨太の転職ストーリーを頭に叩き込んでおく。
  • 自己PRで使う言葉について、「具体的にどういう意味か」ということを常に意識する。コンサルの分野でいう「なぜ」を何回も繰り返すということ。この本では「タラちゃん」チェックと言っている。自分も転職活動をしていて、コミュニケーション力といった言葉が求人票や自己PRの例文によく出ているのを目にしたが、これほどあいまいな言葉はないと考えて、この言葉は一切使用しなかった。
  • 転職ストーリーを活字化し、「なぜ」を繰り返して内容をチェックする。
  • 面接は前後半に分かれており、最初の5分の前半戦が重要。
  • はじめに自己紹介をさせる理由として、全体の印象チェック、わかりやすく話をできるかを確かめるということの他に、面接官が質問を考える時間をかせぐとか、面接官自身の緊張をほぐす、といった理由がある。

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2008年03月20日

「スローキャリア」を読んだ

スローキャリア (高橋俊介 著)を読んだ。

いわゆるキャリアアップといった上昇志向の強い考え方ではなく、上昇志向の強くない人にとってのキャリア自律の考え方とスローキャリアと名づけ、それについて記述している。決してなまけもののためのキャリアスタイルではない。

スローキャリアを簡単に説明するのは難しいが、この本の内容をざっとまとめると、上昇志向でない動機によってドライブされるのがスローキャリアであると。スローキャリアの7つのポリシーというのがあり、
  1. 根源的自分らしさへのこだわり
  2. 変化への柔軟な対応と経験からの学習
  3. 目標ではなく個性あるキャリア
  4. 人生のフェーズにおける使い分け
  5. 損益分岐点の低い生活スタイル
  6. 組織と対等で潔い関係
  7. スローキャリア社会の実現
の7つが挙げられている。

また、10の行動特性ということについても述べている。
  1. 第一因子〜主体的なジョブデザイン行動: 自分の価値観やポリシーを持って仕事に取り組んでいる。
  2. 社会の変化、ビジネス動向について、自分なりの見解を持っている。
  3. 部署・チームを越えて、積極的に周囲の人を巻き込みながら仕事をしている。
  4. 仕事の進め方や企画を立てる際、いままでの延長線上にあるやり方ではなく、常に自分なりの発想で取り組んでいる。
  5. 自分の満足度を高めるように、仕事のやり方を工夫している。
  6. 第二因子〜ネットワーク行動: 新しいネットワークづくりに常に取り組んでいる。
  7. 自分のネットワークを構成する個々人が、どんなニーズを持っているかを把握し、それに応えようとしている。
  8. 自分の問題意識や考えを、社内外のキーパーソンに共有してもらうようにしている。
  9. 第三因子〜スキル開発行動: 今後どのようなスキルを開発していくか、具体的なアクションプランを持っている。
  10. スキル、能力開発のための自己投資をしている。
ネットワークづくりは弱いがそれ以外は自分がやってきたことであり、このスローキャリアを実践するということについて非常に共感できると思った。

この本で述べられていることで他に興味深かったことは、キャリアデザインというのは厳密に計画してできるものではなく、ある程度は運やタイミングといったものの影響が大きいということである。確かに、現代社会は不確実な時代でもあり、数年後に自分がどのようになっていたいかを想像し、それが実際にそうなるかというのは難しいと思う。だからこそ、運やタイミングといったものによって新しいキャリアを切り開くことを受け入れるようにし、そのためには上記の行動特性で持ってその運やタイミングをひきつける準備をしておくことが重要だということに共感できた。

最後のほうにはスローライフやスローフードといったものとの関連についても述べている。スローキャリアを支援している企業をサポートするといったことを日々の生活においても重視するようにし、そうでない企業のサービスを受けないようにしたり、株式を買わないようにすることも提案しているのは興味深い。

この著者の本は他にも読んだことがあり、非常に興味深いテーマだとは思うんだけど、書いてある内容が難しいせいか読むのにとても時間がかかってしまった。一般的なキャリアアップ論に違和感を感じている人はぜひ読んでおきたい内容だと思う。
posted by mako at 00:21| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(ビジネス本・その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月16日

『もっと深く「知りたい!」フィギュアスケート』を読んだ

もっと深く「知りたい!」フィギュアスケート (阿部奈々美 著)を読んだ。

コーチ/振付師として活躍されている阿部奈々美さんによるフィギュアスケートの本。Q&A方式で100項目の記述となっている。前半の競技のルールとか新採点方式あたりの記述は、ある程度知識のない人には解釈が難しいと感じた。後半は振付師とかコーチとか実際に競技にかかわっている人が詳しい項目について書いており、興味深い内容だった。

実際に選手が演技をするところだけを見るととても華やかなスポーツなんだけど、ものすごく練習時間が長かったりお金がかかったりとたいへんだよなぁ。
posted by mako at 13:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月08日

「偽装国家」「偽装国家II」を読んだ

偽装国家偽装国家II (勝谷誠彦 著)を読んだ。

内容はリンク先のamazonの目次などを見ていただくとして、ざっというと日本の企業、国家、政治、マスコミなどにおける偽装の内容を憂うというもの。利権談合共産主義という言葉は、ものごとを的確に表現していると思った。

このままでは国家が崩壊するのは間違いないとは分かっているんだけど、自分なら逃げ切れると思って次世代に押し付けようとか、そもそも問題であると認識さえできない人が増えているんだろうなぁ。日本を悲観的に見る本はかなり増えているので、多くの人が現状の日本の問題点を認識し、少しずつでも世の中を変えていく方向で考えるようなきっかけになればいいと思う。
posted by mako at 11:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(ビジネス本・その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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